基礎のひび割れが新築に発生...よくある原因と対処法を徹底解説!
ご自宅を建てられた場合、できるだけ長く丈夫な家に住みたいものです。
しかしながら、もし新築の建物の基礎部分にひび割れが発生してしまったらどうでしょうか。
- 「まだ家を建ててから5年も経過していないのに、どうしてひび割れが発生してしまったのだろう。」
- 「ひび割れは施工業者や、保険で補償されるのだろうか。」
ひび割れの原因や今後どのように対処したら良いのか、大変心配になることでしょう。
そこで今回は、新築の基礎部分にひび割れが発生したとき、よくある原因や対処の流れについて解説します。
新築にお住まいで基礎にひび割れが起きている方は、ぜひ参考にされてください。
- 新築の基礎にひび割れが発生する原因
- ひび割れを発見したときの対処法
- ひび割れは地震保険の対象となるのか
新築で基礎のひび割れが起きる原因
「新築の建物なのに、ひび割れが発生することがあるのだろうか」と疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
特に、基礎部分に発生したひび割れは、自宅の強度に影響はないのか、不安になることでしょう。
まずは、ひび割れが発生する原因についてご説明します。
地震
たとえ新築だとしても、地震によってひび割れが発生する可能性があります。
特に、コンクリートは引張力という素材を伸ばす力が弱いという特徴があります。
そのため、地震のような横に引っ張る力に弱いので、ひび割れが発生してしまうのです。
たとえ震度が小さな地震であっても、地震が発生した後は、ご自宅にひび割れが発生していないか確認をされることをおすすめします。
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乾燥による収縮
基礎にひび割れが発生する最も多い原因の一つとして、建設後の乾燥による収縮が考えられます。
建設された後、コンクリートからは少しずつ水分が蒸発して失われていくのです。
そして水分が蒸発することによって、コンクリートの体積が小さくなり、ひび割れが発生してしまうというメカニズムになります。
小さなひび割れであれば、大きな影響は受けないと思われますが、実際には他の箇所にもひび割れが発生しているかもしれません。
施工不良
建物の施工時、重要な工事が行われていないことで、ひび割れが発生することも考えられます。
例えば、鉄筋の配置や組み立て方、あるいはコンクリートを流し込んで固める過程に、何らかの施工不良があったかもしれません。
施工業者の過失が考えられますので、慎重に対応しましょう。
新築で基礎のひび割れが合った場合、個人で「原因特定する」のは難しい
新築の建物にひび割れが発生する原因について解説しました。
しかし、一般の方にとっては、以下のように原因を特定することは非常に困難ではないでしょうか。
- 地震によるひび割れなのか
- あるいは乾燥による収縮なのか
原因を特定するためには、ひび割れの幅や深さ、どこに損害が発生しているか、といった調査が必要になります。
場合によっては複数の原因によるひび割れが混在しているかもしれません。
そこで、次項では、ひび割れを発見したときの対処法について解説します。
新築の基礎にひび割れを発見した際の対処法
新築に基礎のひび割れを発見した場合、次に何をすればいいのでしょうか?
結論、以下の流れで対応すれば問題ありません。
- 施工業者へ保証について確認
- 保証が受けられない場合は修繕を保留
- 地震保険申請サポートに連絡
では、それぞれ流れを解説してきます。
流れ①施工業者へ保証について確認
自宅の基礎にひび割れを発見した場合は、まず施工業者へ問い合わせをしましょう。
新築で住宅を建てる場合には、法律に基づいた保証と、各ハウスメーカーや施工業者が独自で設定している保証があります。
保証期間内であるか、ひび割れは保証されるのか、さらにどのような保証なのかという確認をすると良いでしょう。
流れ②保証が受けられない場合は修繕を保留
もし、施工業者へ保証について確認した結果、保証が受けられないとなった場合は、一旦修繕は保留にしたほうが良いと考えられます。
なぜなら、施工業者では保証されなくても、保険で補償される場合があるからです。
施工業者に相談したときに、緊急に対処しなければならないような危険があるか、念のために確認しておくと良いでしょう。
そして、緊急性がない場合は、保険で補償されるか確認するためにも、一旦修繕は保留にしておきましょう。
流れ③地震保険申請サポートに相談
施工業者で保証が受けられないとなった場合、地震保険で対象となる可能性があります。
そのため、専門の地震保険申請サポート業者に相談すると良いでしょう。
なぜなら、一般の方にとって、基礎のひび割れの原因を特定することは非常に困難だからです。
例えば、ひび割れの原因を特定するためには、以下のような点に着目して、損害の状態を確認する必要があります。
- ひび割れの深さ、幅などの大きさ
- ひび割れが入っている向き
- 家屋のどこ部分にひび割れが生じているか
そしてさらに、そのような損害の状況から、何が原因でひび割れが発生したかという原因を特定することは大変難しいことと考えられます。
そこで、専門知識を持った地震保険サポート業者へ相談することを推奨しております。
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基礎にひび割れを発見後「地震保険申請サポート」へ相談するべきケース
地震保険申請サポート業者へ相談するべきケースには、どのような場合があるのでしょうか?
3つのケースについて解説します。
①建築後に地震が1度でも起きている
建築後に地震が一度でも発生している場合は、地震による損害の可能性が高くなります。
近年は耐震技術も向上しておりますが、それでも家屋に衝撃が加わる以上は何らかの被害が発生しているかもしれません。
地震保険で対象となる可能性がありますので、地震が起きているときは特に専門業者へ相談することがおすすめです。
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②クラックの幅が比較的大きい
ひび割れや亀裂のことを建築用語で「クラック」と言います。
そのクラックが大きい場合、およそ0.3ミリメートル以上の場合はご注意ください。
なぜなら、クラックが大きい場合は、住宅の構造に被害が及んでいる可能性があるからです。
建物の強度に影響があるかもしれませんので、放置せずに早めにサポート業者へご相談ください。
③火災保険が使える被害も調査してほしい
地震保険の対象となる家屋のひび割れだけではなく、火災保険で対象となる被害が発生しているかもしれません。
サポート業者では、併せて調査を行うことが可能です。
調査する前には気づいていなかった損害が、サポート業者の調査で見つかることも多々あります。
例えば、火災保険には台風などの風災による被害が補償される場合があります。
調査の結果、壁や屋根など基礎部分以外にも何らかの被害が見つかるかもしれません。
一度の調査で見つかった損害も併せて保険会社へ請求することで、手間を減らすことができるでしょう。
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地震による基礎のひび割れであれば補償対象となる可能性が高い
地震によってできた基礎のひび割れと考えられる場合は、地震保険で補償の対象となる可能性は高いです。
これからは、地震保険の査定基準と保険請求の流れについて解説します。
地震保険の査定基準
地震保険は損害の程度に応じて、あらかじめ定められた割合の保険金がおりる制度となっています。
以下が地震保険でお支払いの対象となる損害の程度と保険金をまとめた表です。
損害の判定 | お支払いする保険金 |
全損(損害割合が50%以上) | 地震保険金額の100% |
大半損(損害割合が40%以上50%未満) | 地震保険金額の60% |
少半損(損害割合が20%以上40%未満) | 地震保険金額の30% |
一部損(損害割合が3%以上20%) | 地震保険金額の5% |
【参考記事】:地震保険の査定は厳しい?甘い?認定のための3つのポイントも解説!
保険申請の流れ
実際に地震保険を申請する場合、基本的な流れは以下のようになります。
- 地震保険申請サポート業者へ連絡し、物件調査の日程を打ち合わせる
- 地震保険・火災保険の対象となる損害がないか、サポート業者による物件の調査を受ける
- サポート業者に必要書類を作成してもらう
- 保険会社による審査を受ける
- 地震保険による損害と認められたら、保険金が入金される
保険申請の流れに関しては、以下の記事もご参照ください。
【参考記事】:【地震保険】請求(申請)のコツ2つと流れ!請求期限や必要書類も徹底解説。
保険金が下りた場合の使い道は自由
保険金というのは、被害が発生している場合にお支払いされるものです。
そのため、実際に修理をすることというのは、保険金お支払いの要件とはなりません。
保険金が下りたときに、修理をされるかあるいは他の日常費などに充てられても問題はありません。
新築の基礎にひび割れを発見したら避けるべきこと
新築の建物の基礎にひび割れが発生した場合、避けるべきなのはすぐに修理業者へ修繕を依頼をすることです。
なぜならば、地震保険の対象になる可能性があるからです。
地震保険は立会で損害の確認をしますので、修理が完了した後では保険金がおりる可能性は低くなります。
自己負担で修繕をした後に、実は保険金で補償されたかもしれない、という状況を避けるためにも、まずはサポート業者へご相談されることがおすすめです。
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まとめ:新築で基礎のひび割れがある場合、まずは原因の特定が必要
新築の物件の基礎にひび割れが発生した場合について解説してきました。
ひび割れが発生する原因は何かということや、どのようなひび割れが地震保険の対象となるか、お分かりいただけたと思います。
一方で、一般の方にとっては、被害の原因の特定や地震保険の請求はハードルが高いことでしょう。
そのため、ご自宅でひび割れを発見された際は、まずは地震保険申請サポート業者へご相談されることをおすすめします。
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