火災保険は経年劣化でも屋根や雨漏り修理に使える?

台風通過後や大雨が降った時に、屋根が破損してしまったり、雨漏りをして困っていることがあるかもしれません。

 

「修理をしたいが、火災保険は使えるのだろうか?」

「築年数が経っているので、経年劣化が原因で保険は使えないじゃないだろうか?」

 

そういったお悩みにこのコラムではお答えしていきます。

 

この記事でわかること
・火災保険は経年劣化でも使えるか?
・ちょっとした家の傷や凹みでも火災保険は使える

 

火災保険は経年劣化でも使えるのか?

家に何らかの被害が出た場合、修理をする為に火災保険が使えないか検討されることがあるかと思います。

 

だいたい、建物に何らかの被害が出る時は、ある程度の築年数が経っていることが多いです。

 

築20年、30年、もしくはそれ以上かもしれません。

 

そうなった場合、壊れた原因は「経年劣化」だろうと考えてしまうことがほとんどです。

 

では、経年劣化で壊れた家の修理に火災保険が使えるのか?

 

というと、答えは Noです。

 

経年劣化は災害ではありませんので、火災保険の補償の対象外となります。

 

台風と経年劣化の見分けは素人には難しい

しかし、壊れた原因が本当に経年劣化だったかどうかは、素人に判別することは非常に難しいのが実情です。

 

実際に、築年数が経っている建物でも、天気の良いなんでもない日にいきなり瓦が脱落したり、ちょっと雨が降ったからといって雨漏りがすることはほとんどありません。

 

壊れた直接的な原因は、毎年来る台風だったかもしれません。

 

築年数が経っている=経年劣化

 

と自己判断してしまうのは火災保険を使う機会を失うだけでなく、修理費用を自費で賄うことになりますので経済的にも負担になってきます。

 

専門業者に一度調査してもらった方が良い

家の破損などで悩まれている場合、最初から修理前提で業者に見積りを作成してもらうのではなく、どこがどれくらい壊れているかに合わせ、なにが原因で壊れているのかも見てもらった方が良いです。

 

家というのは、長く使えるように頑丈に作られている為、そう簡単に壊れるものではありません。

 

経年劣化だと思っていた破損は、実は台風などの自然災害が原因だったかもしれない。

 

どんなことが原因だったかは、専門業者が調べればすぐに分かることです。

 

一度見てもらった上で、自然災害が原因であれば火災保険の申請を検討されてみたら良いのかと思います。

 

屋根の損害事例

屋根周りの損害は、台風上陸時などは直接強風に煽られることもあって、自然災害によって壊れることが多いです。

 

実際に、弊社が火災保険の申請サポートをして台風被害(風災)として認定された事例をご紹介します。

 

今回は、視覚的になるべくわかりやすい写真でご説明しますが、実際はもっと軽微な損害なものが多数を占めています。

 

瓦ズレ、ウキ

瓦が外れてしまっています。

 

経年劣化で自然と瓦がズレることはなく、台風などの強風によって動いてしまったものと考えられます。

 

強風で瓦が落下したり、飛ばされたりする可能性もありとても危険な状態です。

 

このまま放置してしまうと、ここから浸水して雨漏りにつながる可能性もあります。

 

瓦をとめている釘が抜けかかっています。

 

これも、経年劣化だけで釘が浮き上がることは考えにくく、強風によって瓦が煽られて浮いてしまったと考えられます。

 

しっかり瓦が留まっていない状態ですので、このまま放置してしまうと隙間から雨水が侵入して雨漏りになったり、次回の台風で釘が抜けて瓦が飛ばされてしまう可能性などもあり、とても危険な状態です。

 

赤枠の部分が斜めにズレているのが確認されます。

全体が歪んでいるので、地震によるものか判断が難しい部分もあります。

 

判定は保険会社によって差が生まれる可能性があります。

この状態も放置しておくことは瓦の脱落の恐れもあり大変危険です。

 

当然、瓦の隙間から雨水が侵入して雨漏りにつながる恐れも考えられます。

 

割れ、ヒビ、欠け

瓦が割れていますが、これは強風時に飛来物の衝突によるものと考えられます。

 

経年劣化であれば、同じ屋根の他の瓦も割れていたり、ヒビが入っているはずですが、割れていたのはこの1枚だけでした。

 

このケースも、放置しておくと破片となって飛ばされたり雨漏りの恐れが考えられます。

 

瓦と瓦の間をつないでいる漆喰が剥がれかかっています。

 

地震+経年劣化という原因も否定はできませんが、小さくできた隙間から風雨が侵入してダメージを拡大させている可能性も十分にあります。

 

しかし、今回のケースは直前に非常に強風の台風が直撃していたことから、強風に煽られて漆喰が剥がれてしまったと判断しています。

 

板金の浮き、剥がれ

屋根を留めている天板の釘が抜けて捲れ上がってしまっています。

 

これも瓦の釘浮きと同じで、なにも無いところで釘が抜け落ちることはなく、天板が強風で煽られて釘が抜けてしまったものと考えられます。

 

捲れまではいってなくても、釘が抜けてしまっていた場所もありました。

 

強風が吹くと、遠からず捲れ上がってしまう可能性が高いと思われます。

 

一箇所抜けると、強風時には天板全体のバタつきも大きくなりますので、他の釘抜けにつながり、天板自体が飛ばされてしまうこともあるかもしれません。

 

そうなると、非常に危険な状態が想定されます。

 

屋根のダメージを放置してしまうと雨漏りに繋がります。

雨漏りは、室内のカビの原因になったり、各部を腐食させていきますので建物の寿命を縮めることになります。

 

このような状態になる前に屋根の点検やメンテナンスを定期的に行い、自然災害による被害があれば火災保険を活用でき建物を良いコンディションで保っていくことができます。

 

火災保険はちょっとした傷、凹みでも使える

台風などで深刻なダメージが出なくても、火災保険は建物全体を補償してくれており、理由が火災や自然災害であれば軽微なダメージであっても保険を適用することができます。

例えば、上記のような凹みは飛来物の衝突によって凹んだものと推測できます。

 

この凹みが、今すぐ生活に支障を出すことは考えられにくい程度の損害ですが、こういった損害であっても火災保険を申請して適用することができます。

 

こちらはフェンスが曲がっていますが、これは強風によるものかもしれませんし、飛来物が衝突したのかもしれません。

 

もしかしたら、いたずらによって壊されたのかもしれません。

 

いたずらによって壊されたものも、実は火災保険の補償対象になります。

(わざと壊して申請するのは、規約違反になりますのでご注意を)

 

火災保険の適用範囲は、意外にも広いのでこういった気になる傷や凹みがあったら保険申請をご検討されてみるのも良いのではないかと思います。

 

まとめ

火災保険の申請は、経年劣化では使えません。

 

しかし、実際に壊れてしまった原因が経年劣化によるものかどうかは素人に判断するのは難しいものです。

 

このコラムでは、屋根周りのトラブルを中心にご紹介してきましたが、屋根は台風などで被害を受けやすい場所でもあり、また軽微な状態とはいえ壊れたものを放置しておくことは、雨漏りなどにつながり建物の寿命を縮めることにつながります。

 

「古い家だからしょうがない」

「完全に経年劣化だ」

 

と判断してしまっているようなことがございましたら、弊社は火災保険の申請に関して相談、建物の調査を無料でサポートしております。

建築と保険のプロがサポートしておりますので、お気軽にご相談いただけましたら幸いです。

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軽微な被害も保険適応となるケースは多く、
約90%の方が保険料の払い損になっています。

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