【火災保険給付金】経年劣化の判断をするには?屋根修理が補償対象か確認する方法

「火災保険の給付金を申請したいけど、家の被害が経年劣化による被害かどうかわからない…」

「火災保険において経年劣化について情報を集めたいけど、誰に相談したらいいかわからない…」

 

上記の理由でお困りではありませんか?

 

家に被害がある場合でも、その被害が「経年劣化か自然災害、どちらの被害なのか?」個人で見分けるのは非常に難しいのではないかと思います。

 

また、自身では明らかに経年劣化だと思っていても、プロが調査することで、実は台風などの自然災害が原因と判断できるケースも多くあります。

 

今回は経年劣化の判断をするにはどうしたら良いか、どのような被害・損害が給付金の補償対象となるかを解説します。

 

この記事でわかること
・火災保険給付金に申請する時に、家の被害が経年劣化か判断する方法
・火災保険給付金の対象になる被害の実例

 

7分程度で読める記事となっていますので、火災保険給付金の申請を考えている方は参考にしていただければ幸いです。

 

また、本記事を読まれている方のなかには、近いうちに火災保険申請をお考えの方も多いのではないでしょうか。

 

実際に火災保険を申請する際は、ご自身で保険会社に対して事故原因などを証明する必要があります。

 

以下の記事では、火災保険の申請方法やコツを解説しておりますので、この機会に合わせてご覧いただければ幸いです。

 

【参考記事】:火災保険を申請方法と3つのコツ|申請事例も写真付きで解説

 

火災保険給付金は経年劣化だと対象外【前提知識】

前提として、火災保険給付金は経年劣化の被害だと対象外となります。

 

火災保険給付金の対象となる条件は、主に下記の2点となります。

  1. 自然災害などの補償が付いている(ほとんどの火災保険に付帯)
  2. 対象となる被害を受けている(本人が気付いてない被害が多数)

【参考記事】:火災保険の給付金はもらえる人が大多数!申請方法から注意点まで徹底解説

 

それでは、「経年劣化」と「自然災害」ではいったいどのような違いがあるのか、詳しく見ていきましょう。

経年劣化とは

経年劣化とは、時間とともに品質が低下することを指します。

 

  • 雨風
  • 湿気
  • 温度変化
  • 日照

 

上記などによる品質の低下だけでなく、長い間ずっと使い続けたことによる摩滅(まめつ)、汚れ等の損耗も経年劣化です。

 

火災保険給付金が対象となるのは、自然災害などで突発的に被害に遭った場合となります。

自然災害とは

自然災害とは、危機的な自然現象によって、人の命や人間の社会的活動に被害が生じる現象です。

 

日本の法令上では、自然災害は以下の通りとなっています。

  • 暴風
  • 豪雨
  • 豪雪
  • 洪水
  • 高潮
  • 地震
  • 津波
  • 噴火

 

もしくは、その他の異常な自然現象により生ずる被害と定義されています。

 

よって、上記のような「自然現象によって起きた被害」のみ、火災保険給付金の対象になると言えるでしょう。

火災保険の給付金申請で「経年劣化」は最も多い否認理由

火災保険の給付金申請で、最も多い否認理由は「経年劣化」です。

 

なぜなら、被害に遭ってから時間が経っている場合、「経年劣化・自然災害どちらによる被害なのか?」を見分けることが非常に難しいためです。

 

被害前の写真や動画などのはっきりとした証明資料がないと、保険会社が認めてくれないことも珍しくありません。

 

解決策として以下のような方法があります。

  • 定期的に点検をすることで、壊れていなかった時の証拠を残しておく
  • 中古購入などの場合は、購入時の写真を残しておく

 

このようにできるだけ建物の写真を残しておくことで、いつ以降の被害であるかということの証明になります。

 

とはいえ、現実的にはそのようなことをしている方はあまり多くないと思われます。

 

そのため、火災保険申請サポートなどの専門家に依頼することで、理屈を持って保険申請を行うことが重要です。

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経年劣化か自然災害…被害原因が不明な時の対処法

火災保険に加入している人でも、被害の原因が不明だった場合はどうしたら良いでしょうか。

 

答えは以下の通りです。

  • 火災保険申請サポート業者に無料調査を依頼してみる
  • 自分で保険会社にとりあえず申請する

 

上記のように、まずはプロに相談をしてみましょう。

 

2つの方法を詳しく解説します。

火災保険申請サポート業者に無料調査を依頼

もし原因不明の被害にあった場合、まずは火災保険申請サポート業者に無料調査を依頼してみましょう。

 

なぜなら、保険会社は経年劣化を主張してくることが多いからです。

 

特に、いつの被害か分からないものは、理屈を説明できないと否認されることも…。

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自分で保険会社(代理店)にとりあえず相談する

火災保険申請サポート業者といっても、どこの業者に頼ればいいかわからない時は、保険会社や代理店に相談するのも手です。

 

しかし、保険会社や代理店は被害の調査をしてくれる訳ではなく、あくまで自己申告というスタンスです。

 

以下のようなことから、自分1人で保険会社に申請すること自体には、デメリットもあると言えます。

 

  • 自分で被害を発見する必要がある(特に屋根の上などに見逃している被害が多数)
  • いつの被害か分からない場合、事故日や原因を特定するのが困難
  • 資料の作成や準備に多くの時間がかかる

 

上記のデメリットを考慮すると、火災保険への申請は1人で行わずに、申請サポートの業者へ協力を求めるほうが良いと言えます。

 

弊社は、個人だと難しい被害箇所の調査から書類の作成まで、一貫してサポートをしております。

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火災保険が適用された屋根修理の事例【経年劣化ではない】


いくつか火災保険が適用された屋根修理の事例を見ていきましょう。

 

  • 屋根瓦のズレ、ウキ
  • 屋根瓦の割れ、ヒビ、欠け
  • 屋根板金の浮き、剥がれ

 

上記3つの事例でご紹介します。

 

「経年劣化」ではない屋根修理の事例を見て、補償対象になるか確認するときの判断材料にしてみてはいかがでしょうか。

屋根材のズレ、浮き

まずは屋根瓦のズレ、ウキを見ていきます。


屋根瓦がズレて外れてしまっています。

 

経年劣化で自然と瓦がズレてしまうことは考えにくく、台風などの強風によって動いてしまったものと思われます。

 

強風で瓦が落下したり、飛ばされたりする可能性もありとても危険な状態といえるでしょう。

 

このまま放置してしまうと、この部分から浸水して雨漏りにつながる可能性もあります。

 

このような瓦のズレやウキは、火災保険給付金の補償対象になりやすいといえるでしょう。

これはスレート瓦に浮きが発生している事例です。

 

経年劣化でスレート瓦に浮きが発生する事は考えられますが、その場合は、屋根全体に同じような症状が出る可能性が高いです。

 

この様に、局所的に浮いてしまっている場合は、強風に煽られて浮いてしまったと考えられます。

 

このまま放置してしまうと、隙間から雨水が侵入して雨漏りになる可能性があるため、早急な対応が必要になります。

上記の画像から分かるように、赤枠の部分が斜めにズレているのが確認されます。

 

屋根全体が歪ん(ゆが)でいるので、地震によるものか判断が難しい部分といえるでしょう。

 

被害の判定は保険会社によって差が生まれる可能性があります。

 

この状態を放置しておくと、瓦(かわら)が落下してしまう恐れもあり大変危険な状態といえます。

 

瓦の隙間から雨水が侵入して雨漏りにつながる恐れも考えられるので、早めの処置が必要と考えられるでしょう。

屋根材の割れ、ヒビ、欠け

次に、屋根瓦の割れ、ヒビ、欠けている事例をご紹介します。

このように瓦が割れていますが、これは強風による飛来物の衝突などが原因と考えられます。

 

陶器瓦の耐用年数は、半永久的で一般的に経年劣化は起こりません。

 

また、同じ屋根の他の瓦も割れやヒビなども確認できず、局所的に被害が起こっています。

 

こちらのケースも、放置しておくと破片となって飛ばされたり雨漏りの原因となることも…。

スレートのひび割れの事例です。

 

こちらも経年劣化で割れてしまう可能性はありますが、今回のケースは、打痕の様な跡が確認でき、飛来物の衝突によって割れてしまった可能性が高いです。

 

このようなケースも、火災保険給付金の補償対象になる可能性があります。

屋根板金の浮き、剥がれ

次は屋根板金の浮き、剥がれている事例です。

棟板金が強風により浮いてしまった事例です。

 

棟板金が浮いてくる原因としては、貫板の経年劣化なども考えられますが、その場合は、固定している釘も一緒に浮いてくる可能性が高いです。

 

そのため、止め釘がしっかり刺さっている状況で、板金だけが浮いているのは、風災など外的な要因である可能性が高いと考えられます。

ご覧の通り、屋根を留めている天板の釘が抜けて捲(めく)れ上がってしまっています。

 

経年劣化であれば、全体的に同じような被害が確認できるはずですが、こちらは部分的に大きな被害を受けており、同じ物件の同一素材は正常な状態でした。

 

つまり、風災など外的な要因である可能性が高いと考えられます。

屋根の被害が雨漏りの原因にもなる

屋根のダメージを放置してしまうと雨漏りに繋がります。

雨漏りは室内のカビの原因になったり、家の各部分を腐食(ふしょく)させていくため、建物の寿命を縮めることになります。

 

このような状態になる前に屋根の点検やメンテナンスを定期的に行いましょう。

 

経年劣化ではなく、自然災害による被害があれば火災保険給付金を活用でき、建物を良いコンディションで保っていくことができます。

 

以上が火災保険が適用された屋根修理の事例でした。

火災保険給付金の申請時、被害が経年劣化か判断できない方はミエルモへ

火災保険給付金の申請をする時、被害が「経年劣化」か「自然災害」か判断できない方はミエルモへお気軽にご相談ください。

 

さてここからは、ミエルモの無調調査について、以下のよくあるご質問に回答していきます。

 

  • 調査の結果、被害被害がなかったらどうなるの?
  • 気になる被害が無くても調査してもらえますか?
  • 給付金がもらえるまでどれくらい時間がかかりますか?
  • 給付金を受け取ったら必ず修理する必要がありますか?

 

上記について、詳しく解説します。

調査の結果、被害がなかったらどうなるの?

弊社サービスは成果報酬のため、保険金の受け取りができなかった場合は、費用は一切いただいておりません。

 

また、工事契約なども不要のため、追加費用の請求などもありませんのでご安心ください。

気になる被害が無くても調査してもらえますか?

はい、調査可能です。

 

給付金がもらえた方の大半が、ご自身では被害の認識がありません。

 

築10年以上の物件であれば、まずはお気軽にご相談ください。

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給付金がもらえるまでどれくらい時間がかかりますか?

平均的には調査から1ヶ月ほどで、保険金の受け取りまで進むケースが多いです。

 

ただし、保険会社の現地確認などが必要であれば、調査から最長3ヶ月ほどお時間がかかる場合があります。

給付金を受け取ったら必ず修理する必要がありますか?

受け取った保険金の使い道は加入者の自由です。

 

必ず修理をする必要はありません。

 

貯金や趣味に使ったり、気になる箇所だけ修理するなど、自由に選ぶことができます。

 

※修理しないことを推奨している訳ではありません。

まとめ:火災保険給付金の対象?経年劣化?かの判断は素人だと困難

結論、「経年劣化」と「自然災害」の判断は素人では困難だといえます。

 

例えば、自分自身で屋根の上に登り、被害を確認するのは危険であり、難しいです。

 

また、火災保険の給付金申請で「経年劣化」は最も多い否認理由でもあります。

 

【参考記事】:火災保険、地震保険申請時に保険会社に否認される理由ランキングを発表

 

自分で判断しようとせずに、まずは「火災保険申請サポート業者」に相談をしてみましょう。

 

また、ミエルモに無料調査の相談すること自体にデメリットはないため、気になる被害があればお気軽にご相談ください。

 

ポイントまとめ

  • 火災保険給付金は経年劣化だと対象外
  • 火災保険の給付金申請で「経年劣化」は最も多い否認理由
  • 経年劣化かの判断は素人だと困難

 

火災保険給付金の申請をお考えの方へ参考になれば幸いです。

 

また弊社ミエルモも、火災保険申請サポートを専門に行っております。

 

気になることがありましたらお気軽にご相談ください。

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