【地震保険の支払い例】支払い基準から支払いまでの期間も解説!

近年、全国的に大きな地震が増えています。

 

そのため、以下のような点が気になっている方も多いのではないでしょうか?

 

  • 自宅にヒビ割れを見つけたけどうちも対象になるの?
  • どれくらい被害があれば地震保険が下りるんだろう?
  • 自分で申請するのはちょっと大変そう…

 

この記事では、地震保険の申請サポートを専門に行っている弊社が、実際に加入者の方から寄せられる疑問にお答えしていきます。

 

せっかく加入している地震保険ですから、申請漏れにならず適切に活用できるよう参考になれば幸いです。

 

この記事でわかること
・地震保険の支払い基準(損害割合)について
・地震保険の実際の支払い例(写真付き)
・スムーズに申請するためにお勧めの方法

 

地震保険は多くの方が、被害に気付かず申請漏れの状態になっています。

 

ミエルモでは、年間5,000件以上の物件を調査し、スムーズに申請できるようサポートしております。

 

地震保険の調査なら、業界No.1のミエルモへお気軽にご相談ください。

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地震保険の支払い例3選【写真付きで解説】

 

まずは、実際に地震保険が下りた事例を3つ解説していきます。

 

地震保険は、比較的軽微なヒビ割れでも対象になるケースが多いのですが、どれだけの本数を発見できるかが重要です。

 

それぞれの事例で載せているヒビ割れの画像はあくまで一部分になります。

 

こういうヒビ割れがあれば、対象となる可能性があるというイメージを掴んでいただければ幸いです。

 

事例①【一部損】42万円|愛媛県|築17年|戸建ての支払い例

基礎のヒビ割れ

 

基礎部分に斜めに伸びていくヒビ割れが確認出来ました。

 

1つのヒビ割れ自体は比較的軽微なものでしたが、同様のものが複数確認できた事で一部損の認定となりました。

 

特に基礎部分は地震保険の査定で非常に重要な部分になるため、地震が起こった際には注意して確認するようにしましょう。

 

事例②【一部損】32万円|東京都|築14年|戸建ての支払い例

外壁のクラック

屋根材のクラック

 

木造住宅の場合は、基礎だけでなく外壁や屋根のヒビ割れも対象になります。

 

特に外壁や屋根はご自身で確認することが難しいため、被害がある事に気付かず申請できていない方は珍しくありません。

 

また基礎だけでは支払い基準に満たない場合でも、外壁や屋根の被害も含めることで、対象になるケースも非常に多いため、建物全体を詳細に確認することが重要です。

 

事例③【小半損】253万円|宮城県|築28年|戸建ての支払い例

基礎のヒビ割れ

外壁のヒビ割れ

 

こちらは小半損の認定で非常に高額な給付金額となっております。

 

写真だけでは一部損のヒビ割れと大差ないように思われるかもしれませんが、建物全体に数多くのヒビ割れが確認できました。

 

1つ1つのヒビ割れは大きなものではなくても、しっかりと被害を見つける事で大きな認定に繋がる可能性があります。

 

地震発生後には、外壁や屋根部分なども見落としがないように、専門家に調査をしてもらう事をお勧めいたします。

 

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地震保険の支払い基準である「損害割合」とは

地震保険は、対象となる建物や家財に被害が発生した場合、設定している保険金額に対して割合での支払いとなります。

 

割合は損害の程度に合わせて以下の4つの区分で定められています。

 

  • 全損 :保険金額の100%
  • 大半損:保険金額の60%
  • 小半損:保険金額の30%
  • 一部損:保険金額の5%

 

また、一部損に満たない損害の場合、保険金は支払われません。

 

損害の程度は建物と家財でそれぞれ決められており、それぞれ詳しく解説していきます。

支払い基準①建物の場合

 

地震保険における建物の場合の、損害区分・認定基準・支払金額は以下の通りです。

 

損害区分認定基準保険金の支払金額
全損
  • 主要構造部の損害額が建物の時価50%
  • 焼失または流出した床面積が延床面積の70%以上
保険金額の100%
(時価額が限度)
大半損
  • 主要構造部の損害額が建物の時価40%以上50%未満
  • 焼失または流出した床面積が延床面積の50%以上70%未満
保険金額の60%
(時価額60%が限度)
小半損
  • 主要構造部の損害額が建物の時価20%以上40%未満
  • 焼失または流出した床面積が延床面積の20%以上50%未満
保険金額の30%
(時価額30%が限度)
一部損
  • 主要構造部の損害額が建物の時価3%以上20%未満
  • 床上浸水または地盤面より45㎝を超える浸水を受け損害生じた場合で、全損・大半損・小半損に至らない時
保険金額の5%
(時価額5%が限度)

 

支払い基準②家財の場合

地震保険における家財の場合の、損害区分・認定基準・支払金額は以下の通りです。

 

家財の場合、支払額が時価額(現時点で購入した場合の金額)が上限になっている点には注意が必要です。

 

損害区分認定基準保険金の支払額
全損損害額が家財全体の80%以上家財の地震保険の保険金額の100%(時価額が限度)
大半損損害額が家財全体の時価の60%以上80%未満家財の地震保険の保険金額の60%(時価額の60%が限度)
小半損損害額が家財全体の時価の30%以上60%未満家財の地震保険の保険金額の30%(時価額の30%が限度)
一部損損害額が家財全体の時価の10%以上30%未満家財の地震保険の保険金額の5%(時価額の5%が限度)

 

地震保険の対象になる可能性が高い被害事例

上述した通り、地震保険の対象となる被害は、倒壊するような大規模なものだけとは限りません。

 

一部損であれば、数本程度のヒビ割れでも、十分認められる可能性があるので覚えておきましょう。

 

ただし、建物の「主要構造部」に生じたヒビ割れ以外は、地震保険の対象にならないため注意が必要です。

 

主要構造部は、木造や鉄骨などの構造ごとに異なるため、地震の発生後には以下の部分のヒビ割れを確認することが重要になります。

 

  • 【木造】基礎・外壁・屋根のヒビ割れ
  • 【鉄骨造】外壁・開口部のヒビ割れ

 

それぞれご説明していきます。

 

【木造】基礎・外壁・屋根のヒビ割れ

木造の場合、「基礎・外壁・屋根」などが主要構造部に当たります。

 

特に基礎部分などにヒビ割れがあれば、他の箇所にも被害が発生している可能性が高いです。

 

ご自身で確認してみてヒビ割れがあれば、外壁や屋根についても業者に依頼して調査してもらうようにしましょう。

 

また、木造の中でも2×4(ツーバイフォー)の場合は、上記に加えて内壁のヒビ割れも対象となるため、地震保険の対象になりやすい構造と言えます。

 

【鉄骨造】外壁・開口部のヒビ割れ

鉄骨造の場合、「外壁・開口部」などが主要構造部に当たります。

 

この部分にヒビ割れが生じていれば、地震保険の対象となる可能性が高いです。

 

逆に木造と違い、基礎部分にいくらヒビ割れがあっても、対象とはならないため注意が必要です。

 

外壁のヒビ割れを詳細に確認するのは、個人では非常に難しいため、大きな地震の後は業者に調査してもらうのがいいでしょう。

 

 

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生活用動産が破損した(家財の場合)

家財が被害を受けた場合も補償の対象になる可能性があります。

 

ただ注意しなければいけないのが、家財一点一点に対する補償ではないという事。

 

家財に被害が出た場合は、壊れた家財にではなく、被害を受けた金額に応じた割合になります。

 

例えば次の条件の場合はどうなるのか、見ていきましょう。

 

  • 家財全体の金額:300万円
  • 被害を受けた家財(テレビ):5万円

 

この場合、被害額は全体の1.7%になるので補償の対象外になります。

 

被害額がこの事例より多い場合の基準は以下の通りになります。

 

損害基準保険金支払額
全損損害額が家財全体の80%以上家財の地震保険の保険金額の100%(時価額が限度)
大半損損害額が家財全体の時価の60%以上80%未満家財の地震保険の保険金額の60%(時価額の60%が限度)
小半損損害額が家財全体の時価の30%以上60%未満家財の地震保険の保険金額の30%(時価額の30%が限度)
一部損損害額が家財全体の時価の10%以上30%未満家財の地震保険の保険金額の5%(時価額の5%が限度)

 

地震保険の対象にならない被害事例

地震によってヒビ割れが発生した場合でも、主に以下のようなケースは補償対象とはなりません。

 

  1. 損害の程度が一部損に満たない場合
  2. 門・塀・垣のみに生じた損害(主要構造部ではない)
  3. 地震発生から10日後以降に起きた損害

 

それぞれご説明していきます。

損害の程度が一部損に満たない場合

 

地震保険は、損害の程度が一部損に満たない場合、対象外となります。

 

例えば、「基礎に1本だけヒビ割れが生じた」などの場合は、原因が地震によるものであったとしても、一部損の基準を満たしていないため保険金は支払われません。

 

そのため、地震保険の申請をする場合は、全てのヒビ割れをしっかりと調査することが重要となります。

 

門・塀・垣のみに生じた損害(主要構造部ではない)

 

上述した通り、地震保険の対象となるヒビ割れは、あくまで主要構造部(基礎・外壁・屋根など)に発生したものに限られます。

 

門・塀・垣などもヒビ割れが発生しやすい箇所ではあるのですが、このような部分にいくら損害が発生しても対象外となってしまいます。

 

しかし、上記にヒビ割れが生じていれば、主要構造部にも同様に損害が発生いる可能性は十分にあるため、専門業者などに調査を依頼してみましょう。

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地震発生から10日後以降に起きた損害

 

地震発生の翌日から10日後以降に生じた損害は対象外となります。

 

こちらは、損害の原因が地震によるものかの判断が難しくなるためです。

 

大きな地震が発生した場合は、すぐに家の周りを確認することが重要となります。

地震保険を申請して支払いまでの期間は?

地震保険の申請を行った場合、ほぼ確実に鑑定人による現地調査が行われます。

 

そのため、鑑定会社の都合によって、大きく日数が異なるケースが多いです。

 

早ければ1ヶ月程度で結果が通知されますが、混み合っている場合には最長3〜4ヶ月程度はかかると思っておきましょう。

 

大規模な震災直後や共済の場合は、火災保険などと同じく写真と見積もりによる査定になるため、もっと早く結果が出るというケースが多いです。

自宅の被害が地震保険の支払い対象か確かめる方法

地震が起こった際に、地震保険の対象になるのか確かめる方法について解説していきます。

 

主に次の方法が考えられます。

 

  • 家の基礎・外壁・屋根を綿密に確認する
  • 専門業者(地震保険の申請サポート)に調査を依頼する

 

それぞれご説明していきます。

 

家の基礎・外壁・屋根を詳細に確認する

まずは、これまでにも述べてきたように、主要構造部のヒビ割れをご自身で詳細に確認するということです。

 

外壁や屋根はどうしても登ったり、高所カメラなどの機材がないと確認が難しいです。

 

そのため、ご家族や友人などで、施工業者や建築に詳しい方がおられる場合は、一度詳細に調査してもらうのがいいでしょう。

 

専門業者(地震保険の申請サポート)に調査を依頼する

外壁や屋根などの詳細な調査は、個人では難しいということは、上述した通りです。

 

それ以外にも細かいお話をすると、ヒビ割れにもいろいろな種類があり、地震によってできたものかを見極める必要があります。

 

そのため、やはり一番は、地震保険(火災保険)申請サポートなどの専門業者に依頼することがお勧めです。

 

専門業者に依頼するメリットをまとめると以下の通りです。

 

  1. 外壁や屋根なども詳細に調査を行ってもらえる
  2. 必要な場合は資料作成なども任せられる
  3. 火災保険の対象となるような被害も一緒に申請できる

 

ミエルモでも、全国で火災保険・地震保険の無料調査を行っております。

 

気になる点があればお気軽にご相談ください。

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地震保険支払い例のまとめ!被害の確認は個人だと困難

今回の記事では、地震保険の具体的な支払い例や、支払い基準となる損害割合について解説しました。

 

近年は全国的に大型の地震が増えているため、基本的なことだけでも理解しておくのがいいでしょう。

 

ポイントまとめ

  • 主要構造部のヒビ割れだけが対象
  • 地震保険には4区分の支払い基準がある
  • 一部損であれば比較的小さな被害でも対象になる
  • 地震保険の調査は専門業者に頼むのがお勧め

せっかく地震保険に加入しているのであれば、軽微な被害だから関係ないと思わずに、地震が発生したらぜひ一度調査してみることをお勧めします。

 

ミエルモでも、全国で年間5,000件以上の調査を行っており、契約者の方がスムーズに保険申請ができるようサポートしております。

 

気になるヒビ割れを見つけたら、お気軽にご相談いただけると幸いです。

 

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