【7割が知らない】外壁塗装に火災保険が使える?デメリットや事例まで徹底解説

「外壁塗装を考えているが、できるだけ費用を抑えたい」

 

外壁塗装はおおよそ100万円以上かかるため、上記のように考える方が多いのは当然でしょう。

 

しかし、高額な費用がかかる外壁塗装に火災保険金が使えたらどうでしょうか。

 

今回のコラムでは、火災保険を使って外壁塗装は可能なのか、またそのデメリットや事例を解説していきます。

 

この記事でわかること
  • 外壁塗装に火災保険が使えるのか
  • 外壁塗装に火災保険が使える事例
  • 外壁塗装を火災保険で賄う時のデメリット

 

外壁塗装で火災保険が使えるとはどういうこと?

正確に言うと、外壁塗装をする目的で火災保険を使うことはできません。

 

しかし、屋根などに自然災害による被害を受けていた場合、火災保険で補償が受けられます。

 

また、受け取った保険金について、使い道は指定されておらず、外壁塗装の費用に充てても問題ありません。

 

外壁塗装をするほどの築年数であれば、何らかの被害を受けている可能性が高いため、本来もらえるはずの保険金を事前に調査してもらうことをおすすめします。

 

先に外壁塗装を完了させてしまうと、被害自体が分からなくなってしまうので注意が必要です。

7割の方が「外壁塗装で火災保険が使えること」を知らない

ミエルモでは、これまで外壁塗装をしたことがあるという方に対して、火災保険を活用したことがあるかについてアンケートを実施しました。

 

上図を見て分かるように、火災保険を申請して支払われた保険金が外壁塗装に当てられることを、7割以上の方が知らない実態があることが分かりました。

 

追加で取ったアンケートに対しても以下のような結果となっております。

 

  • リフォーム業者が提案してくれる可能性は低い
  • 火災保険を使わずに後悔した方も半数以上..

 

ここではそれぞれの詳細をお伝えします。

 

【参考記事】:【外壁塗装に火災保険が使える?】火災保険で補償される損害(補償範囲)、正確に把握できてますか?

リフォーム業者が提案してくる可能性は低い

リフォーム業者が、「外壁塗装に火災保険金が利用できます」と伝えてくることは稀でしょう。

 

外壁塗装を行う程の築年数であれば、自然災害などの影響で屋根や外壁になんらかの被害を受けているケースも珍しくありません。

 

しかし、アンケートの結果、外壁塗装の前に、リフォーム会社が火災保険が使える可能性を提案してくれた割合は、全体の15.4%と非常に少ないです。

 

そのため、外壁塗装に火災保険が使えるとも知らず、自費で工事をしてしまう方が多いのです。

火災保険を使わずに後悔した方も半数以上…

自費で外壁塗装を行った方に向けたアンケートも実施しました。

 

もし、火災保険が使えることを知っていたら申請したかったと答えた方は45.6%と、全体の半数近くの方が回答しています。

 

また、「多少時間がかかっても申請したかった」と答えた方は全体の15.5%、「知っていれば検討した方」は31.2%です。

 

これだけ多くの方が、火災保険を使わずに後悔をしているという結果となりました。

 

外壁塗装を検討されている方であれば、事前に火災保険が使える被害がないか、専門業者へ調査を依頼されることをお勧めします。

外壁塗装で火災保険が使える事例【事前に外壁の被害を確認】

外壁塗装で火災保険が使える事例には、主に以下の3つが挙げられます。

 

  • 台風・突風による被害がある
  • 雪・雹(ひょう)による被害がある
  • 外部からの衝突・飛来物による被害がある

 

ここでは、それぞれの災害と火災保険の事例について解説していきます。

台風・突風による被害がある

台風や突風といった自然災害により建物に被害があった場合、風災と見なされ、補償対象となる可能性があります。

 

主に以下のようなケースがあります。

 

  • 台風で屋根材が飛んでしまった
  • 強風で棟板金が浮いてしまった
  • 強風による飛来物で外壁が破損した

雪・雹(ひょう)による被害がある

雪や雹による被害も、火災保険の対象になる可能性があります。

 

具体的な事例には以下のようなものがあります。

 

  • 雪の塊があたり、外壁材が陥没
  • 積雪による重みで建物自体が歪んでしまった
  • 雪の重みで屋根材、雨どいなどが破損してしまった

 

雹災による被害は以下のようなものがあります。

 

  • 雹が降って外壁が割れてしまった
  • 雹が外壁に当たり、穴が開いてしまった

外部からの衝突・飛来物による被害がある

外部からの衝突によって被害を受けた場合も、火災保険で補償される可能性があります。

 

主なケースには以下のようなものがあります。

 

  • 鳥などがぶつかって外壁に穴が空いた
  • 車両が衝突してフェンスが破損した
  • 荷物の搬入で物を落下させてタイルが破損した

 

思っている以上に、火災保険で補償される範囲は広いということがお分かりいただけたのではないでしょうか。

 

もし、今まで挙げたような被害があった場合は、迷わず火災保険の申請をすることをおすすめします。

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外壁の修繕費用を火災保険で賄えない事例

外壁の修繕費用を火災保険で賄えない事例もあるため、注意が必要です。

 

具体的に、外壁塗装の費用が火災保険で賄えないケースは、主に以下の3つが挙げられます。

 

  1. 経年劣化
  2. 害獣による被害
  3. 業者による施工不良

 

ここではそれぞれの詳細をお伝えしていきますので、参考にしてみてください。

経年劣化

経年劣化というのは、以下の4つにより、建物の品質が低下することです。

 

  • 雨風
  • 湿気
  • 温度変化
  • 日照

 

自然災害とは異なり、時間が経つことによる劣化、もしくは長い間使い続けたことによる色あせや汚れも含みます。

 

経年劣化は火災保険の対象にはなりませんので、注意しましょう。

 

【参考記事】:【火災保険給付金】経年劣化の判断をするには?屋根修理が補償対象か確認する方法

害獣による被害

害獣による被害も、火災保険では賄えません。

 

害獣による被害というのは、たとえばネズミ、イノシシ、タヌキやアナグマといった獣による建物の損傷です。

 

しかし、なぜ害獣による被害は火災保険の対象にならないのでしょうか?

 

理由としては、害獣の生息地は事前に分かっていることが多いため、それを見越して住んでいると思われてしまうためです。

 

ただ、害獣による被害の中でも、飛んできた鳥による被害は「外部からの衝突・飛来物」に含まれる可能性があり、火災保険として申請できることがあります。

業者による施工不良

業者による施工ミスにより、外壁塗装をしなければならない場合も火災保険の対象にはなりません。

 

火災保険の補償範囲は自然災害などで突発的に起こる破損であるため、残念ながら利用することは不可能です。

 

ただし、施工不良は業者によるミスのため、無料で直してくれる可能性が高いです。

 

もし施工不良があった場合は、業者に相談してみることをおすすめします。

外壁塗装を火災保険金で賄うデメリット

外壁塗装を火災保険金で賄う場合のデメリットには、以下の2つが挙げられます。

 

  • 申請を個人で行うのが難しい
  • 支払いまでに時間がかかる

 

外壁塗装が火災保険で賄えると知っていたとしても、上記の理由により申請を躊躇してしまう方も多いようです。

 

ここではそれぞれの詳細をみていきましょう。

申請を個人で行うのが難しい

外壁塗装を火災保険金で賄うデメリットには、火災保険の申請を個人で行うのが難しいという点が挙げられます。

 

その理由には以下の2つがあります。

 

  • 被害を見つけるのが難しい
  • 被害原因の特定や書類作成が困難

 

そもそも個人が自然災害による被害を見つけるのは難しい可能性が高いです。特に高い位置にある損傷は、自分では確認できないでしょう。

 

また、被害原因については、保険会社に対して自然災害による損害だということを証明する必要があります。

 

元々あった被害や、経年劣化による被害であった場合、知識のない人が自然災害による被害だと証明するのは非常に困難です。

 

申請は個人で行わず、火災保険の申請をサポートしてくれる業者に頼むことをおすすめします。

 

【参考記事】:火災保険の申請方法と3つのコツ|申請事例も写真付きで解説

 

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支払いまでに時間がかかる

せっかく火災保険の保険金を利用して外壁塗装をしようと思っても、支払われるまでに時間がかかってしまう可能性があります。

 

法律では原則として、請求後30日以内に保険金の支払いを行うことが決まっていますが、実際には鑑定人による現地確認が行われるなど、最長で3ヶ月程度かかるケースも多いです。

 

また、台風の直後など、その地域全体で自然災害の被害が出た場合、保険会社の人員も限られるため、調査自体も遅くなる可能性もあるでしょう。

まとめ:外壁塗装をする前に火災保険が使えるか調査

今回は、外壁塗装で火災保険が使えるかについて解説しました。

 

外壁塗装を考えるほどの築年数になっていれば、火災保険が使える被害がある可能性が高いです。

 

また、下りた保険金の使い道は自由なため、外壁塗装の費用に当てることができます。

 

先に外壁塗装してしまうと、被害原因が特定できなくなる可能性もあるため、火災保険が使える被害がないか事前に調査をするようにしましょう。

 

ポイントまとめ

  • 外壁塗装には火災保険の保険金が利用できる
  • 火災保険が利用できるのは自然災害のみ
  • 外壁塗装を火災保険で賄うのにはデメリットもある

 

ミエルモでは、火災保険申請サポートを専門に行っております。

 

「外壁塗装に火災保険の保険金を利用したい」「火災保険が適用できる被害がないか調査してほしい」

 

このような方は、ぜひ一度ミエルモへご相談ください。

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