火災保険の給付金はもらえる人が大多数!請求のコツから注意点まで徹底解説

火災保険は、台風や大雪など自然災害や、室内の傷など、その他多くの被害が補償対象となります。

 

ですが、「保険が使えることを知らなかった」という方も多く、実は請求したら100万円以上の給付金がもらえるケースも珍しくありません。

 

そんな火災保険について、

「うちも火災保険に入ってるけど対象なのかな?」

「火災保険を使いたいけど、請求方法が分からない…」

「なんか火災保険を使うのって難しそう…」

このように思われている方も多いのではないでしょうか?

 

今回は、そんな火災保険の給付金について詳しく解説していきます。

この記事でわかること
・火災保険の給付金とはなにか?
・給付金がもらえる条件と金額の目安
・火災保険の請求方法と注意点
・自分で請求するデメリット

 

ミエルモでは、年間5,000件以上の物件を調査し、お客様は平均100万円の給付金を受け取られています。

 

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【参考記事】:火災保険給付金の申請サポート「ミエルモ」は怪しい?口コミ・評判を解説!

 

また、ここ数年で火災保険給付金にまつわる詐欺事例が増えております。

 

特に、「火災保険給付金で住宅の修理ができます」と勧誘する業者には注意が必要です。

 

【参照ページ】:保険金で住宅修理ができると勧誘する事業者に注意|国民生活センター

目次

火災保険の給付金って何?

火災保険の給付金って何?

火災保険の給付金は、自然災害などで被害に遭った際に、保険会社へ請求することで支払われる保険金のことです。

 

特に台風や大雪などの被害は、屋根の上など普段目につきにくい場所によく起こります。

 

そのため、実は請求対象となる被害があるにも関わらず、気付かず請求漏れの状態になっている方が非常に多くおられます。

 

【参考記事】:火災保険の給付金とは?請求期限など築10年以上の家に住む人が知るべきこと

火災保険の給付金は本当にもらえる?対象条件は?

火災保険の給付金は本当にもらえる?対象条件は?

結論からお伝えすると、火災保険の給付金は、非常に多くの方がもらえる可能性があります。

 

実際に、弊社では全国で年間5,000件以上の調査を行っておりますが、築10年以上の約90%で、火災保険の給付金請求ができております。

 

特に、ご自身ではお家に被害を受けているという認識がないという方も多く、請求してみると100万円以上の給付金がもらえるケースも多く見られます。

 

具体的に給付金をもらえる条件は、主に下記の2点となります。

  1. 自然災害などの補償が付いている

    (ほとんどの火災保険に付帯)

  2. 対象となる被害を受けている

    (本人が気付いてない被害が多数)

それぞれ詳しく解説していきます。

 

1:自然災害などの補償が付いている

ほとんどの火災保険には、最初から「風災」「雪災」など自然災害による補償が付いています。

 

火災保険の支払い件数は、火災よりも「風災」「雪災」など、自然災害による被害が圧倒的に多いのです。

 

下記は、火災保険の事故別の支払い件数ランキングです。

 

火災保険 事故件数ランキング

事故種別

事故件数

水災・風災・雪災など

21,025

漏水などによる水濡れ

4,057

不測かつ突発的な事故

(汚損・破損など)

2,864

落雷

2,810

建物外部からの物体の落下・飛来・衝突など

1,719

盗難による盗取・損傷・汚損

1,583

火災

926

※ランキングには地震保険の保険金支払実績は含まれません。
出典:損保ジャパン 平成24年度個人用火災総合保険 保険金支払実績

 

破損・汚損(突発的な事故)地震保険など、任意の補償にも加入されていれば、より対象となる可能性は高いと言えるでしょう。

 

2:対象となる被害を受けている

被害の有無については、物件によって全く異なります。

 

しかし、日本は毎年のように台風が発生したり、実は気付いてないだけで、非常に多くの家が風災などの被害を受けています

 

また、ニュースなどの影響で、台風で屋根が吹き飛ぶようなイメージをお持ちかもしれませんが、思っているよりも軽微な被害から保証対象となるケースが多いのです。

 

経年劣化によるものは認められないため、あくまで自然災害や事故などで突発的に起こった被害が補償対象となります。

 

しかし、経年劣化か自然災害かの見分けは非常に難しく、ご自身の判断で諦めず一度専門家に調査をしてもらうといいでしょう。

 

特に築10年以上経っている建物は、何度も台風や大雪の影響を受けて、屋根の上などの見えにくい部分に被害が起こっている可能性が高いです。

 

火災保険は多くの方が、被害に気付かず請求漏れの状態になっています。

 

個人での物件調査や、事故原因の特定は非常に難しく、多くの場合「経年劣化」などと判断されてしまいます。

被害があれば、保険請求をするのは加入者の権利です。 火災保険の請求なら、業界No.1のミエルモへお気軽にご相談ください。

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火災保険の給付金額の目安

火災保険の給付金額の目安

火災保険の請求をした時に、どの程度の給付金がもらえるのか目安の金額が気になるという方は多いのではないでしょうか。


一言で火災保険と言っても、
「民間保険」「共済」では大きく補償内容が異なるためそれぞれ分けて解説していきます。

また、被害状況などによっても金額は大きく変わるため、あくまで参考程度にお考えください。

民間保険の場合

民間保険の場合、補償内容や特約を任意で選べるものが多いため、人によって給付金額は大きく差が生じます。

 

おおよそ、下記のような金額の幅になることが多いです。

戸建て:50〜150万円

アパート・マンション:70〜200万円

 

共済の場合

共済の場合、補償される範囲が狭かったり、上限金額が低く設定されていることが多いです。
そのため、民間保険に比べて、どうしても給付金額が低くなる傾向にあります。

戸建て:30〜60万円

アパート・マンション:40〜60万円

※共済は60万円程度が上限のことが多いです。

(自然災害の場合)

火災保険の給付金額はどうやって決まる?

火災保険の給付金額はどうやって決まる?

火災保険の給付金額が決まる要素として、主に以下の3つによって判断されます。

  1. 保険の契約内容(補償内容)
  2. 建物の種類や被害状況
  3. サポート業者のスキル

全て重要な要素となるためそれぞれ詳しく解説していきます。

1:保険の契約内容(補償内容)

まず重要になるのが火災保険の補償内容です。

 

主に下記のような違いで、給付金額に大きな差が生まれます。

  • 自然災害の補償(風災・雪災など)
  • その他の任意の補償(破損・地震など)
  • 特約の付帯(臨時費用など)
  • 免責金額(自己負担額)

同じ被害に遭った場合でも、補償内容によって減額されたり、そもそも請求できない可能性もあります。

 

火災保険は特に活用機会の多い保険です。
そのため、保険料よりも補償内容を重視して選ぶことが重要になります。

 

2:建物の種類や被害状況

当然ですが、被害が大きい方が修理費用がかかるため、給付金額は高くなりやすいです。

 

また、同程度の被害であっても、建物の大きさや被害箇所によっても給付金額は変わります。


屋根や雨樋など、高所部分に被害がある場合の方が、給付金額が高くなる傾向
(足場代などが余計にかかるため)

 

3:サポート業者のスキル

火災保険を請求する際は、基本的にリフォーム会社火災保険請求サポートなど、業者に依頼する必要があります。

 

その業者のスキルによっても、給付金額は変わる可能性が高く、下記のような部分は大きな差があります。

  • 業者がしっかり被害を見つけてくれるか
  • 補償内容を理解してサポートしてくれるか

これらを見分けるためにも、火災保険請求について本当に理解のある業者に依頼することが重要です。

火災保険の給付金を請求してデメリットはあるのか?

火災保険の給付金を申請してデメリットはあるのか?

給付金を請求をすることに特段デメリットはありません

 

被害が見つかれば、躊躇せず積極的に活用するようにしましょう。

 

具体的な理由については下記の記事で解説しております。併せてご参照いただけますと幸いです。

 

【参考記事】:火災保険を使って給付金をもらうデメリットはある?請求時の注意点を解説

火災保険の給付金に税金はかかる?確定申告は必要?

受け取った給付金に対する税金は下記のようになります。個人と法人で異なるため、ご自身がどちらかで把握しておきましょう。

個人の場合→非課税(確定申告は不要)

法人の場合→課税対象(確定申告が必要)

特に個人の場合は、確定申告なども不要のため、受け取った給付金の使い道は自由です。

火災保険の給付金はいつ支払われる?

火災保険の給付金はいつ支払われる?

請求してから給付金を受け取れるまでの時間は、平均1ヶ月程かかることが多いです。

しかし、保険会社が混み合ってる場合や、現地確認が必要になった場合などは、最長3ヶ月程かかることもあります。


最近では、コロナの影響などで保険会社の対応が遅れるというケースも多いです。

火災保険給付金の請求は「被害を受けてから3年以内」という期限もあるため、少しでも早く調査することが重要になります。

 

【参考記事】:火災保険給付金の需要がコロナの影響で増加。給付金の使い道は完全自由?

火災保険の請求方法|手順と流れを解説

火災保険給付金の請求は、以下5つの流れで進めます。

 

  1. 保険会社へ事故連絡をする
  2. 工事見積書・被害写真などを用意
  3. 保険会社へ必要書類の提出
  4. 保険会社による審査
  5. 結果の通知

 

それぞれ詳しく解説していきます。

 

手順1:保険会社へ事故連絡をする

まず何か被害に遭った場合は、保険会社や代理店へ事故受付を行います。(連絡先は保険証券などに記載)

 

この時に担当者から「事故日」「事故状況」などについて、簡単にヒアリングがあるので回答します。

 

その後、保険会社から「保険金請求書」「事故内容報告書」の2種類の書類が送られてきます。

 

手順2:工事見積書・被害写真などを用意

次に保険会社へ提出する下記2点を用意します。

 

  • 修理見積書
  • 物件と被害箇所の写真

 

こちらは、リフォーム会社や火災保険請求サポートなど、専門業者に依頼するのが一般的です。


火災保険請求サポートに依頼した場合は、気付いていない被害の特定や、上記の書類作成などをお任せできるのでとてもスムーズです。

 

【参考記事】:火災保険請求サポートとは?サービス内容を徹底解説

手順3:保険会社へ必要書類の提出

保険金請求書事故内容報告書(手順1)を記載して、その他の書類(手順2)と合わせて保険会社へ提出します。

 

※火災保険請求サポートに頼んだ場合は、事故内容報告書については、業者に別途作成してもらえます。

 

手順4:保険会社による審査

提出した書類を基に保険会社による審査が行われます。

 

書類だけで判断できなかった場合は、鑑定人による現地調査が必要な場合があります。

 

手順5:結果の通知

保険会社から審査結果が通知されます。問題なく認められた場合は、1週間程度で指定の口座に保険金が振り込まれます

 

減額や否認されてしまった場合には、諦めて承諾されるか、納得いかない場合は追加書類を提出するなど対応が必要となります。

 

ミエルモでは、年間5,000件以上の物件を調査し、お客様は平均100万円の給付金を受け取られています。

 

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火災保険の請求には、請求期限が(3年)があるため、1日でも早くご相談ください。

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火災保険給付金の請求で必要な書類

火災保険給付金の申請で必要な書類

上述した通り、火災保険の給付金請求をする際には、主に以下の4種類の書類が必要です。

 

  • 保険金請求書
  • 事故内容報告書
  • 工事の見積書
  • 物件と被害状況の写真

 

書類は契約者と業者に、それぞれ用意してもらう必要があります。

 

1つずつ内容を解説していきます。

契約者が自分で用意する書類

書類

内容

保険金請求書

基本的な情報を記載する用紙

・氏名、住所、連絡先

・請求する火災保険の証券番号

・保険金の支払い口座情報

など

事故内容報告書

被害状況などを記載する用紙

・事故日、事故状況

・修理費用

・事故状況の図面

など

火災保険請求サポートの場合は別途作成してもらえる

※具体的な書類の書き方は、後ほど画像と一緒に解説します。

 

業者に用意してもらう書類

書類

内容

工事の見積書

・修理の内容と費用

(材料、工賃、人件費など)

物件と被害状況の写真

・対象となる物件と被害箇所の写真

(災害などで損害の出ている箇所)

火災保険の給付金請求で必要書類の書き方

火災保険の給付金申請で必要書類の書き方

契約者が用意する「保険金請求書」「事故内容報告書」2種類の書類の書き方を解説していきます。

 

特に事故内容報告書の内容は、火災保険の給付金請求の審査結果を大きく左右します。

 

状況や原因がはっきり分かるよう、詳細に記入するようにしましょう。

保険金請求書の書き方

「保険金請求書」とは、契約者の基本的な情報を記入する書類です。

主に下記①〜④の記載が必要になります。

保険金請求書の書面

火災保険給付金の請求書

 

①保険金を請求される方(被保険者)

火災保険の契約者の「氏名」「住所」「連絡先」を記入します。
氏名の横に押印するのを忘れないように注意しましょう。

 

②請求される保険

請求される火災保険の証券番号を記入します。
複数加入している場合は、全ての証券番号を記載します。
※証券番号が不明の場合は、保険会社へ問い合わせれば対応してもらえます。

 

③他社ご契約内容

他の保険会社でも、火災保険を契約をしている場合は記入します。
火災保険は複数加入していても、実際の損害額を上限にしか保険金が支払われません
そのような場合には、それぞれの保険会社から按分された金額が支払われます。

 

④保険金支払先

保険会社が保険金を振り込む口座情報を記入します。
「口座番号は右詰めで記入」など、細かい指示に関しては、各保険金請求書をご確認ください。

 

事故内容報告書の書き方

「事故内容報告書」とは、被害状況を説明する書類です。

 

主に下記①〜③の記載が必要になります。

事故内容報告書の書面

火災保険給付金の事故内容報告書

 

①事故の内容を記入する

被害が発生した時の状況を、できるだけ詳細に記入しましょう。

 

できれば、根拠なども踏まえて説明した方が望ましいです。入り切らない場合は別紙になっても問題ありません。

 

自分で根拠の説明が難しい方は、初めから火災保険請求サポートへ依頼するがお勧めです。

 

請求のプロが、被害写真や状況説明などの書類を作成してくれるので、簡単に請求することができます。

 

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②被害箇所と修理費用

被害箇所修理費用を簡単に記入しましょう。

 

修理費用は業者に見積書を作成してもらい、同じ金額を記入すれば問題ありません。

 

③事故状況の平面図

上記の例を参考に簡単に被害の平面図を記入します。

 

被害箇所は色を変えたり、方角の記載があると分かりやすくなります。

【必見】火災保険給付金への請求で注意するべき3つのこと

【必見】火災保険給付金への申請で注意するべき3つのこと

火災保険の給付金請求をする際は、以下のような点に注意することで、請求漏れを無くすだけでなく、スムーズな認定に繋がります。

  • 専門家に依頼する
  • 代理店を通さない
  • 鑑定人の否定的な言葉に納得しない 

それぞれについて詳しく解説していきます。

専門家に依頼する

火災保険の給付金請求をする際は、ご自身で全ての作業を行うのは非常に大変です。

 

主な理由は以下の2点です。

 

・被害は自分で全て見つける必要がある

・資料作成(理屈の証明)が必要

 

火災保険の給付金請求で重要になるのは、「被害の発見」と「理屈の証明」です。

 

これらを個人で行うのは非常に難しく、気付いてない被害が請求漏れになっていたり、請求しても経年劣化などと否認されてしまうケースも珍しくありません。

 

そのため、それらを無くすためにも「火災保険請求サポート」などの専門家に依頼することが手間も少なくお勧めです。

 

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代理店を通さない

火災保険の給付金請求をする際に、代理店へ連絡するのはあまりお勧めできません。


余程、信頼できる担当者の方がいる場合は別ですが、そうでなければ事故連絡は保険会社へ直接連絡する方が無難です。


「損害率」という指標があり、代理店の評価を決める重要な要素です。


給付金の支払いが増えるとこの数字が悪化してしまうため、本音では給付金を請求してほしくないと考えている代理店も珍しくないでしょう。


実際に弊社へのご相談で、「代理店に給付金請求の連絡をしたら露骨に対応が悪くなった」などの内容は非常に多く見られます。

鑑定人の否定的な言葉に納得しない

保険請求後に、保険会社から依頼された鑑定人が、現地確認に来ることがあります。


その際に、「かなり経年劣化してますね」などと、
否定的な意見を言われても、安易に同意してはいけません


全て聴取を取られているため、経年劣化を認めたと判断されてしまう可能性があります。


仮に多少の経年劣化があったとしても、最終的な原因が自然災害などで突発的に起こった事故であれば補償対象となります。


鑑定人という肩書に惑わされず、しっかりと理屈を主張することで、結果が変わる可能性も十分に考えられます。

 

火災保険を請求して減額された時の対処方法

火災保険を申請して減額された時の対処方法

火災保険の給付金は、請求した内容が必ず認められる訳ではありません。

中には、「大きな減額」や「全く認められない」というケースもあります。


高い保険料を払い続けているのに「それでは納得がいかない」という場合は、以下の3つの対処方法が考えられます。

 

  1. 追加書類を提出する
  2. お客様センターに相談する
  3. そんぽADRセンターに相談する


それぞれについて詳しく解説していきます。

1:追加書類を提出する

まず第一に考えられるのは、追加書類を提出するということです。

 

よく再鑑定の依頼をアドバイスする業者もいるようですが、余計に時間がかかるだけであまり意味がありません。

 

基本的に鑑定人が変わっただけで、結果が変わるというのは考えにくく、結果を変えるには技術的な理屈を説明する以外にありません。

 

2:お客様センターに相談する

保険会社も担当者によって対応に差があるケースも多く、たらい回しにされたり、きちんと話を聞いてくれない場合があります。

 

そのような場合には、事故受付の窓口ではなく、お客様センターに相談するのがいいでしょう。

 

大手損保であれば、基本的に事故受付とは別の窓口があり、そちらに相談することで担当者を変えてもらえたり、円滑に対応してくれる場合があります。

 

3:そんぽADRセンターに相談する

保険会社の審査結果に、どうしても納得がいかないという場合には、そんぽADRセンターに相談することも考えましょう。

 

こちらでは、損害保険会社とのトラブルが解決しないという場合には、問題解決に向けて支援してもらうことができます。

 

【参考記事】:火災保険の審査は厳しい?保険がおりない理由と3つの対処法を解説

自分で(個人)火災保険の給付金を請求するのは難しい?

自分で(個人)火災保険の給付金申請をするのは難しい?

火災保険の給付金請求は、専門知識が必要な部分も多く、全てを自分で行うのは非常に大変です。

 

実際に弊社には、毎日のように下記のようなご相談があります。

  • 自分で請求したけど経年劣化と言われた
  • 理屈を証明してほしいと言われて自分では難しい
  • 代理店に請求の連絡をしたら急に対応が悪くなった

当然ですが、保険会社は慈善事業ではなく、営利目的で運営されています。

 

そのため、給付金を請求されると利益を圧迫するため、快く思っていないのが本音でしょう。

 

具体的に、自分で請求するのが「難しい理由」「デメリット」について解説していきます。

 

事故日や事故原因を証明する必要がある

火災保険の査定は、多くが保険会社から委託された「鑑定人」よって行われます。

 

この査定によって、結果がほぼ決まる訳ですが、鑑定人は保険会社と加入者どちらの味方なのでしょうか?

 

鑑定人は保険会社が報酬を払って調査を行っています。

 

そのため、鑑定人にとってのお客様は、加入者ではなく保険会社となる訳です。

 

この状況で、鑑定人が中立な立場であると考えるのは不自然です。

 

実際に「経年劣化してますね」などと、否定的なことを言われるのは珍しくないため、そのことを前提に準備をしておく方がいいでしょう。

 

単純に「台風被害です」「経年劣化ではありません」だけでは、状況的に余程の信憑性がない限り聞き入れてもらえません

 

加入者は自分で鑑定人に対して、下記のような内容を理屈で説明する必要があります。

  • なぜこの事故日なのか
  • なぜ事故原因が◯◯(風災など)なのか

大多数の加入者が、このような根拠の説明などできるのでしょうか?

 

つまり、火災保険の請求は、多くの場合で加入者側が非常に不利な状況にあると言えるでしょう。

 

工事とセットの契約になる

「自分で請求=リフォーム会社へ依頼」ということになると思います。

 

その場合、基本的に工事契約が前提となるため、下記のようなデメリットが考えられます。

  • 給付金は全額工事に使われる(使い道が選べない)
  • 給付金が下りない時に追加費用や違約金がかかる

それぞれについて解説していきます。

 

給付金は全額工事に使われる(使い道が選べない)

本来、受け取った給付金の使い道は自由です。

 

必ず修理やリフォームに使う必要はなく、下記のように選ぶことができます。

  • 貯金する
  • 趣味などに使う
  • 一部だけ修理に使う
    など

しかし、リフォーム会社へ依頼した場合は、基本的に工事契約がセットになっています。

 

そのため、給付金は全額工事に使われるため、上記のように自分で使い道を選ぶことはできません

 

特に保険工事というのは、通常より高い見積もりを提示されることもあるため注意が必要です。

 

給付金が下りない時に追加費用や違約金がかかる

火災保険は「請求金額=認定金額」とは限りません
例)100万円請求しても、減額されて30万円の支払いetc

つまり、工事とセットの契約の場合、想定していた給付金が認められなかった場合に、追加費用が発生する可能性があります。

 

また、キャンセルすると、高額な違約金を請求されるなどのトラブルも起こっています。

火災保険の給付金請求と工事は別で考える

火災保険の給付金申請と工事は別で考える

上記のような問題やトラブルを避けるためにも、「給付金の請求と建物の工事は別で考える」ということがお勧めです。

 

まずは、火災保険請求サポートなどを活用して、給付金が認定されることを優先した方がいいでしょう。

 

そこで確定した給付金額を予算として、工事業者を探す方が、余計なトラブルを避けることにも繋がります。

 

もちろん、急いで工事しないという方であれば、給付金の使い道を自由に選ぶことができるメリットもあります。

 

具体的な流れについては、下記の記事で解説しておりますので併せてご参照ください。

【参考記事】:火災保険申請サポートとは?リフォーム会社との違いや評判を解説

火災保険請求の詐欺(違法)業者に注意

上記の通り、給付金の請求には火災保険請求サポートの活用がお勧めです。

 

しかし中には、虚偽の申告をしたり、嘘の実績で集客している悪質な業者も増えています。

 

そのような業者は、下記のような特徴があるため注意が必要です。

  • 手数料が高すぎる(40%以上)
  • HPがない(情報が極端に少ない)
  • 訪問営業やテレアポをしている業者
  • 工事契約がセットの業者

それ以外にも、火災保険の請求は業者によってスキルに大きく差があるため、どこを選ぶか見極めが必要です。

 

信頼性と実績のある業者へ頼むようにしましょう。

 

下記の記事では、火災保険請求サポートの手数料相場から、選び方まで詳細に解説しております。

 

ぜひ、併せてご参照いただけますと幸いです。

 

【参考記事】:火災保険申請サポートの手数料相場は?利用するメリット・デメリットも解説

よくある火災保険給付金の請求事例を紹介

よくある火災保険給付金の申請事例を紹介

火災保険でよくある被害の請求事例をご紹介していきます。

 

敢えて分かりやすい写真を選んでいますが、実際にはもっと軽微な被害でも対象となることが多いです。

 

被害の大小よりも、事故原因や突発的に起こった被害なのかが重要になります。

 

また、火災保険の給付金を請求したいけど、家の被害が経年劣化による被害かどうかわからない…」という方は、以下の記事もご覧ください。


【参考記事】:【火災保険給付金】経年劣化の判断をするには?屋根修理や雨漏りが補償対象か確認する方法

風災(台風)による請求事例

風災は火災保険の請求件数の中で最も多い被害です。

 

台風などの影響で、普段目につきにくい部分に被害が起こりやすいです。

 

風災による屋根材の浮き・割れ

①風災による屋根の浮き
火災保険給付金の対象事例|風災による屋根の浮き

①上記アップ
火災保険給付金の対象事例|風災による屋根の浮き

②飛来物による屋根の割れ
火災保険給付金の対象事例|飛来物による屋根の割れ

 

風災による棟板金の浮き・雨漏り

風災による棟板金の浮き
火災保険給付金の対象事例|風災による棟板金の浮き

上記、棟板金が浮いたことによって雨漏りが発生
火災保険給付金の対象事例|雨漏りの染み

 

風災による軒天の破損

風災による軒天の外れ
火災保険給付金の対象事例|風災による軒天の外れ

上記アップ
火災保険給付金の対象事例|風災による軒天の外れ

 

風災によるカーポートの破損

風災によるカーポートの破損
火災保険給付金の対象事例|風災によるカーポートの破損

上記アップ
火災保険給付金の対象事例|風災によるカーポートの破損

 

雪災による請求事例

雪災も請求件数が非常に多い被害です。

 

特に雨樋などに被害が出ることが多く、雪の多い地域だけでなく、関東や九州などでもよく見られます

 

雪災による雨樋の破損

雪の重みによって雨樋が外側に開いている

火災保険給付金の対象事例|雪災による雨樋の破損

火災保険給付金の対象事例|雪災による雨樋の破損

 

氷柱の落下による庇の破損

火災保険給付金の対象事例|氷柱の落下による庇の破損

 

外部からの衝突による請求事例

火災保険は風災や雪災などの自然災害だけの補償ではありません

 

補償内容にもよりますが、自分や家族の不注意で破損したものや、第三者による突発的に起こった事故なども対象となります。

 

車両衝突による竪樋の破損

火災保険給付金の対象事例|車両衝突による竪樋の破損

 

車両衝突によるフェンスの破損

火災保険給付金の対象事例|車両衝突によるフェンスの破損

 

水切り板金の破損

火災保険給付金の対象事例|水切り板金の破損

上記アップ
火災保険給付金の対象事例|水切り板金の破損

 

汚損破損による請求事例

こちらも、上記のように自分や家族の不注意で壊してしまったり、突発的に起こった事故が対象となります。

 

主に室内の被害などで請求するケースが多いです。

 

室内や家具の破損

①子供がボールをぶつけてドアが破損
火災保険給付金の対象事例|子供がボールをぶつけてドアが破損

①上記アップ
火災保険給付金の対象事例|子供がボールをぶつけてドアが破損

②家具の移動中にぶつけてクロスの破損
火災保険給付金の対象事例|家具の移動中にぶつけてクロスの破損

③パソコンを落下させて破損
火災保険給付金の対象事例|パソコンを落下させて破損

 

水漏れによる請求事例

給排水設備の不良による、水濡れ被害も補償対象となります。

 

ベランダのオーバーフローによる室内漏水

排水口にゴミや落ち葉などが詰まってオーバーフロー
火災保険給付金の対象事例|ベランダのオーバーフローによる室内漏水

上記オーバーフローによるベランダ漏水
火災保険給付金の対象事例|ベランダのオーバーフローによる室内漏水

 

洗面台の排水管の破損による水濡れ

火災保険給付金の対象事例|洗面台の排水管の破損による水濡れ

上記、給排水設備の破損によるフローリングの水濡れ
火災保険給付金の対象事例|洗面台の排水管の破損による水濡れ

 

その他の火災保険の請求事例を紹介

他にも数多くの請求事例をご紹介しておりますので、よろしければ下記のページもご参照ください。

 

火災保険の給付実績の一覧はこちら

まとめ:火災保険給付金の請求サポートならミエルモへご相談を

今回は、火災保険の給付金について詳しく解説しました。

ポイントまとめ

・築10年以上の大多数が給付金がもらえる

・個人だと、根拠の証明が難しく、手間もかかる

・火災保険請求サポートなら面倒な作業はお任せ

・「火災保険の請求」と「建物の修理」は別で考えてトラブルを避ける

火災保険は非常に多くの被害が補償対象となります。

 

ですが、詳しい補償内容を知らずに、まだまだ多くの方が請求漏れの状態となっています。

 

特に築10年以上であれば、大多数の物件で何らかの被害が見つかっており、100万円以上の給付金がもらえるケースも珍しくありません。

 

そのため、まだ火災保険を使ったことがないという方は、ぜひ一度、専門業者へ調査を依頼されることをお勧めします。

 

ミエルモでは、年間5,000件以上の物件を調査し、お客様は平均100万円の給付金を受け取られています。

 

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