火災保険申請の見積もりを取得する時の注意点と依頼すべき会社を解説

火災保険を申請する際、修理に必要な見積書は必ず必要になります。

 

このコラムでは、火災保険の申請に提出する見積書の作成を依頼する上での注意点と、どういった会社に依頼するのが良いのかを解説していきます。

 

この記事でわかること
・火災保険の申請する際の見積もりを取得時の注意点
・火災保険申請でどういう業者を選ぶのが良いか

 

申請時の見積もりを取る時の注意点

火災保険を申請する時には、修理に必要な見積書が必要になります。

 

保険会社もプロですので、修理にかかる相場などを熟知していますので、見積もりを取得する際には以下の内容に注意を払っておきたいです。

 

安さが売りの業者は利用しない

安さを売りにしている工事業者は、利用しない方が良いです。

 

理由は、安さを売りにしている裏側として、なるべく安い部材を使用しているからです。

 

工事内容も、補修で済ませられる部分は補修にして、部材の数量も最小限に抑えるようにして、そういった部分で価格を安く仕上げてきます。

 

敢えて格安の業者を利用しなくても、適正金額であれば保険会社は認めてくれますので、しっかりと修繕できる見積もりを作ってくれる業者を探すことが重要となります。

 

値引き交渉をしない

工事費用をなるべく安く仕上げたいというのは、人間心理的に当たり前だと思います。

 

しかし、値引き交渉をしてしまうと、工事費用が安くなりますので保険申請をする額も当然低い金額になります。

 

また、値引き材料として、工事に使う部材を安いものに変更するという手段になるかもしれません。

 

そうなると、上記の安く工事をしてくれる業者と同じく、保険認定時に受け取れる保険金の額が少なくなってしまうため、しっかりと修繕ができない可能性があります。

 

損害箇所以外の見積もりを取らない

火災保険は、災害で受けた損害に対して補償される保険になります。

 

損害を受けた箇所以外にも、リフォームをしたい場所があるかもしれません。

 

しかし、そういった箇所は火災保険の申請で受け付けてくれる適用外の部分になってしまいますので、関係のない場所の見積もりは取らないようにした方が良いです。

 

一緒に見積もりを取得して提出してしまうと、関係のない申請として保険会社に否認されてしまう可能性があります。

 

もし、取得したいのであれば、火災保険の申請用とは別に取得するようにしてください。

火災保険申請に使う見積もりを取得する方法

火災保険の申請に使う見積もりの取得方法を解説します。

 

見積書の作成は、修理する箇所の部材から人件費などが詳細に記載されている為、専門の業者に依頼する必要があります。

 

見積もりを取るだけなら地元の工事業者に依頼すれば取得できる

見積もりを取得するだけなら、地元の工務店やリフォーム会社に依頼すれば取得することができます。

 

馴染みのある業者がない場合は、ネットで無料見積もりを依頼ができるサイトがありますので、そういうサイトから申込みをすれば地域の業者を複数紹介してもらえます。

 

火災保険の申請は見積もりだけではできない

上記のように、ネットから一括見積もりを問合せをするだけなので、見積もりを取得するだけなら簡単です。

 

しかし、火災保険の申請は見積書を用意すればできるというものではありません。

 

修理に必要な見積書以外にも下記の書類が必要になります。

・保険金請求書

・事故内容報告書

・被害が確認できる写真

 

火災保険は、自然災害で受けた損害を補償してくれる保険ですので、自然災害で損害を受けていることを証明する報告書が必要になります。

 

いくら丁寧に作られた見積書を提出しても、それが自然災害で損害を受けていると認めてもらえなければ、保険金を受け取ることはできません。

火災保険の申請はどこに依頼すべき?

火災保険の申請をする上で、依頼できる業者には2つの形態があります。

 

1つは、工事業者やリフォーム会社です。

 

もう1つは火災保険の申請サポート会社です。

 

それぞれの特徴を解説します。

 

工事、リフォーム会社に依頼する場合

地域の工務店やリフォーム会社の中には、火災保険の申請まで面倒を見てくれる業者があります。

 

見積書だけでなく、自然災害による損害を証明してくれる報告書の作成もやってもらえます。

 

こういった工事業者に火災保険申請を依頼するメリットは、火災保険の申請から工事までを1つの会社で済ませられるので、手続きが楽になることです。

 

しかし、こういった業者に火災保険の申請を依頼することは、工事をすることが前提に火災保険の申請を見てくれることになりますので、多数のデメリットが存在します。

 

・工事業者は、火災保険が専門ではない(詳しくない可能性があり、認定金額が少なくなる可能性あり)

・火災保険は「申請額=認定額」ではない(認定額を決めるのは保険会社)

・認定額が低くても工事が必要になる(不足分を自費で払うか、違約金を払って工事をキャンセルする)

 

手続きが楽な反面、工事を前提にしているので後々に保険の認定額次第では、トラブルになる可能性があります。

 

元々自費で直すつもりでいて、少しでも保険が活用できれば良いという考えであれば、工事業者にすべてを託してしまうのは合理的な選択になります。

 

火災保険申請サポート業者に依頼する場合

火災保険の申請は、様々な書類が必要なだけでなく、保険会社の認定も厳しく審査されますので、中々満足のいく結果を得ることは難しくなっています。

 

その為、火災保険の申請サポートを専門としている業者が存在します。

 

このような業者の役割は、火災保険のプロですのでなるべく多くの保険金を認定してもらうことにあります。

 

保険金を受け取るまでが依頼の部分になりますので、その後の工事には一切関与をしません。

 

つまり、保険金を受け取ってから工事の依頼ができますので、予め予算が分かっている状態で工事に着手することができるようになります。

 

なるべく保険を使って手出しを増やしたくない場合は、火災保険の申請サポートを活用した方がメリットがあります。

 

火災保険サポートを使うデメリットは、工事業者と火災保険の申請サポートと2つの会社とのやりとりが必要になるので、その分の手間が増えてしまうの点と、工事の着工までに多少の時間がかかってしまう可能性があることです。

 

ただし、どれくらいの保険が使えるかわからないで、未確定な要素を抱えたまま工事の依頼をするリスクを考えると、火災保険のサポートを利用した方がストレスが少ないのではないかと思われます。

 

火災保険の申請サポート会社の選び方は、下記の記事をご参照ください。

火災保険申請には書類と写真が必要!業者選びを間違えると大失敗します

 

火災保険申請を簡単に確実にする方法

火災保険の申請は、書類の準備から、申請後も保険会社の審査など手間のかかることが多いです。

 

マイホームを持つ多くの方が加入をしていますが、必要な時に自由に使わせてもらえない煩わしさがあります。

 

そんな面倒な火災保険申請を、ほぼお任せで保険金の受け取りまでサポートしてもらえる方法があります。

火災保険の申請をスムーズに行いたい場合は、下記の記事をご参照ください。

【簡単!】火災保険の申請方法と給付金がもらえるまでの流れを解説

まとめ

このコラムでは、火災保険申請時に必要な見積もりの取得方法について解説していきました。

 

火災保険の申請には、修理の見積書は必須ですが、実際にはそれだけでは保険の認定を受けることはできません。

 

火災保険は、災害に対する補償をしてくれる保険ですので、災害で損害を受けていることを証明する必要があります。

 

どちらにしても、火災保険を申請するには専門の業者に依頼をする必要が出てきます。

・工事、リフォーム業者

・火災保険申請サポート

このいずれかを使わなければ、保険金を受け取ることはほぼ不可能です。

 

自費前提で、一部でも保険が使えればいいという考えであれば、工事業者に委託してしまうのが簡単です。

 

ただ、家の修理というのは非常に高額な為、少しでも手出しを少なくしたいと考えるなら、火災保険申請サポートに依頼をして、受け取った保険金の額をベースに工事の予定を立てる方が経済的な負担はなくなります。

 

この記事が、あなたのニーズに合った選択ができる参考になれば幸いです。

 

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